インターネット広告費が、初めてテレビメディア広告費を超えた2019年。
今後、WEB業界は激戦が予想されます。そんな中で、確立された"潜在層を取り込む手法"が記事型LPです。
ニュースアプリの記事の間やSNSの投稿などにPRと書かれた広告を見たことある方も多いのではないでしょうか?記事に自然に溶け込む広告として「ネイティブ広告」と呼ばれることが多く、クリック単価を大幅に削減することが可能です。
この「ネイティブ広告」と相性が良く、大きな売上貢献につながるのが記事LPの役目です。
こんな方におすすめ
- ・記事型LPって何?
- ・記事型LPのメリットは?
- ・売れる記事型LP作れるの?
と頭を抱えてる担当者様のお力になれると思いますので、現役で広告運用をしながら記事型LPを作成する僕が本気で記事型LPについて徹底解説します。
目次
記事型LPとは"原因と解決策を教えてあげる"ためのページ
記事型LPの由来はブログのような記事に寄せたランディングページから来ています。
弊社では記事型LPの役割を"原因と解決策を教えてあげる"ためのページとしており、ユーザーが広告と気付かず読んでしまうステルス性が最強の武器だと考えています。
ECを行っている会社で用意されるランディングページ(以下、LP)は主に顕在層向けで悩みが明確になり、解決できる方法を探している方に向けて作成されています。
しかし、世の中の多くのユーザーは自分が漠然と抱えている悩みの原因に気付いていません。これを潜在層と呼びます。この悩みをユーザー自身に気付いてもらい、その解決策を丁寧に教えてあげるのが記事型LPの大きな役割です。
通常LPではなく記事型LPにすべき3つのメリット
ニュースアプリやSNSのプラットフォーム側からしても「ネイティブ広告」の枠は多く、売上を伸ばすことができますし広告を出稿する側からしてもCPCを抑えれるので人気の枠です。ただし、ネイティブ広告と記事型LPの実力がある人のみです。
そこで通常LPではなく、記事型LPにするべきメリットを大きく分けて3つ紹介します。
獲得単価をグッと下げられる
通常のLPは基本的に、リスティング運用と一緒に活用されることが多いです。
実際にリスティング広告を運用された経験がある人は分かると思いますが、クリック単価(CPC)は原稿とLPの内容の整合性と、ユーザーの検索意図との整合性によって変わります。
品質が良いと判断された原稿はクリック単価が低くなりますが、競合が増えれば増えるほど必然的にクリック単価は上がります。
しかし、記事型LPはそもそも出稿できるライバルが圧倒的に少ない。さらにネイティブ広告はリスティング広告に比べてクリック単価が低いので獲得単価をグッと下げることが出来ます。
顕在層ではなく潜在層も取り込める
通常LPは"商品・サービスの特徴や強み"を主に訴求するページであり、悩みが明確になった顕在層向けのページです。
比べて、記事型LPは"原因と解決策を教えてあげる"ためのページなので、ユーザーに悩みに気付かせてあげるので潜在層向けのページになります。
顕在層は市場の約20%しかないので、通常LP+リスティング広告では20%のレッドオーシャンで戦うことになります。
しかし、潜在層は約80%の市場を占めており、ライバルが少ない現状ではブルーオーシャンとなっているので売上を最大化させることが可能です。
マーケティング力が付く
記事型LPは自社商品やサービスが必要なことに気付いていないユーザーに、気付かせて購買意欲を高める必要があります。では、一体どんなユーザーが購買意欲が高まって購入までつながるのか?
そのリサーチを徹底的に行う必要があるので、必然的にマーケティング力が養われます。
逆に言うとリサーチを行わず、ライターの固定概念で書かれた記事型LPは全く効果が出ません。
売れる記事型LPを作成するためのポイント厳選15選
記事型LPのメリットを説明してきましたが、ここでは売れる記事型LPを作成するためのポイントを現役ライターの経験をフル活用して紹介します。
女性向けEC案件で粗利益7桁を叩き出しているので、ある程度信用できる情報だと思っています。。
記事型LP=ラブレター
「セールスレター=ラブレター」という言葉を聞いたことがある人も多いのでは?
記事型LPも全く一緒で"具体的なターゲット層"を決めて、書ききることです。
40代女性というアバウトなターゲットと、
中学3年生の娘と小6の息子を持つ42歳のスーパーでレジ打ちのパートをしている主婦という明確なターゲットでは自分自身が記事を書く時にもイメージしやすいですし、ターゲットに文章が刺さりやすくなります。
「ターゲットを絞ったら売上が下がるんじゃないか?」と心配する人が多いですが、
余計な心配です!テレビを見ていても、戦時中の特攻兵が妻に向けて書いた手紙にグッを胸を打たれる人は多いですが街中で「可愛い人が大好きです」と誰にでも当てはまるような言葉を使っている人では、どちらが心を動かされますか?
記事型LPも全く同じ原理です。
リサーチを怠るな
記事型LPのメリットでも伝えましたが、獲得単価を下げて売上を最大化させるにはリサーチは絶対にして下さい。これは命令です。
・WHO(誰が)
・WHAT(何を)
・HOW(どうやって)
解決することができるかを徹底的にリサーチしてください。Yahoo!知恵袋でも、教えて!Gooでもいいですし、実際に商品を買った方にヒアリングするのもいいです。
男は地位・名誉、女はシンデレラ
多くのライターが勘違いしがちですが、女性に向けて「男性からモテモテになる」みたいな承認欲求を満たしてあげるよという訴求は刺さりません。
女性は自分のことをシンデレラだと思っています。
◯才女性
・本来の自分を取り戻したい…!
・自信を持ってオシャレしたい…!
という自己満足にフォーカスする方が刺さりやすいです。
男性は、承認欲求の塊なので
◯才男性
・女性からモテまくりたい!
・お金持ちになりたい
・タワーマンションに住んで高級車乗り回したい!
という訴求が鉄板で強いです。
話し言葉で書け
日本人は外国語を勉強するときに文法を重視する傾向にあります。
それはライターさんも一緒。商品・サービスを売るにあたって、文法の正しさや言葉の綺麗さは二の次です。一番大切なのは"ユーザーに伝わっているか?"です。
最近、読書の習慣自体が減っているので活字が苦手な人が増えており、SNSやブログなどでよく見る"話し言葉"の方が女性ユーザーには刺さります。
男性にはです・ます調のしっかりした言葉遣いの方が信頼してもらえます。
文字数は気にするな
「記事型LP書きたいんですが、文字数ってどれくらいがベストですか?」
よく聞かれる質問ですが、ユーザーが悩んでいる原因を伝えてあげて、解決策を提示し、満足してもらえる内容を伝えれることがベストなので、文字数に正解はありません。
参考
本人が良く読むマンガですが、1冊あたりの文字数は約15万文字と言われています。
でも、多くの人が最後まで読み切りますよね?
つまり、ユーザーの興味・関心に刺さる内容であれば、文字数は一切関係ありません。
アニメーションは極力入れるな
デザインは多くて明るい方がいいと考えがちですがこれもダメ。
ネイティブ広告に記事型LPが出稿されることを考えると、周りに記載されている記事の多くがアニメーションがなく、色もそこまで派手でではい作りになっていると思います。(スマートニュースなどを参考にしてみてください)
記事型LPのメリットは"ユーザーが違和感なく、内容を読んでくれること"です。
アニメーションを多用すると、すぐにユーザーは「あ、広告だ」と気付きますので、色は3色まで!アニメーションは極力控えると自分の中で決めておきましょう。
見出しだけで文が繋がるようにしろ
記事型LPの原型はあくまで"記事"です。
そのためブログ記事のように見出しは必須。ユーザーは文章を隅から隅まで、読みません!(※と言って、ライターが手を抜くことは許されません!笑)
ユーザーは基本的に
・読まない
・信じない
・行動しない
という「3つのNOT」が心理です。
見出しだけでユーザーが理解できるようにしておきましょう。それがユーザーファーストの考え方です。
ヘッダーで商品情報を一切だすな
ネイティブ広告で訪れたユーザーは商品を買いに来てる訳ではありません。広告文に興味を示し、気になって記事を読みにきています。
心が揺さぶられたユーザーに対して「こんな商品がいいんです!」と言っても、「なんだ、セールスか」と思われ、離脱率がグンと高まります。
訪問販売を考えてもらえればイメージが付くと思います。ヘッダーに商品情報を出すことは訪問販売と同じです。
共感を入れろ
人間が心を開きやすいのは「あ、この人、私のこと分かってくれてるんだ」と共感する人です。
共感は信頼関係を生むための第一歩であり、この共感無くして信頼関係を得ることは難しく新しい知識を説明しても受け入れてくれません。
いきなり街中に歩いている人に「お前、やり方間違えてるぞ!」と言われるのと、心を許した親友に「それ、やり方間違えてるよ!」と言われるのではアドバイスを聞いてくれる姿勢が変わることが分かっていただけると思います。
売り込むな。紹介をしろ
記事型LPは商品を売り込むためのページではありません。
最終的なゴールは"商品を購入してもらい売上を上げる"ことですが、記事型LPは"原因と解決策を教えてあげる"ページです。
step
1こんなこと知ってますか?
↓
step
2その悩みを解決するには、この方法がいいんですよ
↓
step
3でも市販の商品では無理なんです。。
↓
step
4でもこの方法なら解決します!
と解決策を紹介してあげることに意識を集中しましょう。
常識を破壊しろ
人間は思った以上に自分の
・価値観
・先入観
・常識
・固定概念
に捉われて、無意識のうちに行動しています。
この記事を読んでいるあなたも、この記事を書いている僕もです。
だからこそ、共感で信頼を得た後に「常識を破壊してあげる」ことで、グッとユーザーの心を掴めます。
参考
日本人は特に、不安になりがちな民族です(保険加入率がぶっちぎりで多い国ですよね!)。
だから自分が当たり前だと思っていたことが否定されると不安になり、話を聞かずにはいられないんです。
商品の特徴3:ユーザー教育7
ネイティブ広告から訪れているユーザーはあくまで、関心を持った情報を求めて記事を読みに来ています。
ユーザーにとってなぜ通常LPに掲載する商品が必要なのか?を、記事型LPの内容で気付かせる必要があります。そのため、ライターはコンテンツの質にこだわるべきですし、ユーザーの教育をしましょう。
緊急性を持たせろ
ユーザーが「あぁ満足した!この記事良かったなぁ」で通常LPに遷移せずに、ページを離脱させてしまうとライターとしては売上が上がらないので本末転倒です。
ユーザーにとって今すぐ商品が必要なことを説明し、今だけ商品が安かったりキャンペーン中であることを伝えましょう(※嘘はダメです)
記事型LPは、ネイティブ広告と合わせて活用することが多いので費用がかかっています。成功報酬型のビジネスであればページを訪れたユーザーが"その瞬間に"購入まで行動しないと売上になりません。
解決策がコレしかないと認識させろ
ユーザーは、あなたが紹介する商品・サービスを使わないと、間違いなく後悔する。
という自信を持つことが大事ですし、思わせることも大切です。ユーザーの教育部分で、最も大切なことが「あ、私の悩みを解決する方法はコレだけなんだ」と思ってもらうこと。
そして、このチャンスは今しかないと認識してもらうことで、購買意欲をグッと高めることができます。
メリットではなくベネフィットを提示しろ
ビジネスにおいて最も大切な部分ですが、ユーザーは商品が欲しいのではありません。
商品を買うことで得られる「未来」が欲しいのです。有名な本でもありますが「ドリルを買う人はドリルが欲しいのではない。穴が欲しい」
この話のメリットは、ドリルを買えば
メリット
・スコップよりも早く掘れる
・ほかのドリルよりも耐久性があって長持ちする
といったところでしょうか?
ベネフィットは、
ベネフィット
・穴を作れる
ですね。
ユーザーの望む未来は「穴を作ること」なので、ベネフィットは"穴を作れる"になるんですよね。
売れない営業マンは、この基本を分かっていないので家電量販店で
「大きさが世界最小で…」「燃費が良くて…」「カラーバリエーションが豊富で…」
というメリットを提示してしまうんですね。
売れる営業マンはまず、
「今日は何をお探しですかー?」「買い替えるんですかー?」「初めて一人暮らしするんですかー?」
と相手の悩み・ニーズをヒアリングします。
その人にとって最適の商品を提案するためですよね!
記事型LPの場合は、通常LPで商品が決まっているので事前にリサーチして、どんなユーザーの"ベネフィット"になるのか?を把握しておく必要があります。
売上を最大化させるための方法
売れる記事型LPのポイントを説明してきましたが、記事型LPをうまく活用できないと売上を最大化させることは不可能です。
やはり、記事型LPのメリットを最大限に活かすのであれば、広告運用を行うことが必須。
特にリスティング広告ではなく、ネイティブ広告との相性が抜群に良いです。
リスティング広告+通常LPでは、獲得単価が10,000円を切れなかったのに、ネイティブ広告+記事型LPの組み合わせで5,000円を切れたみたいな嘘のような話がゴロゴロと転がっています。
広告運用で必須のスキルは"高速でPDCAを回す"こと。言葉で言うのは簡単ですが、実際に毎日継続してシートにまとめるのは思った以上につらい作業です。
PDCAを回し、記事型LPの改善に努め、獲得単価を抑えながら売上を最大化させましょう!
まとめ
記事型LPの役割は、"原因と解決策を教えてあげる"ためのページです。
競争が激しいWEB集客の中で、獲得単価をグッと下げたうえで売上の最大化に間違いなく貢献します。
今回まとめたポイントを何回も見直して、改善に役立てばうれしく思います!
もし「記事型LP試してみたいけど自分ではできなさそう…」と思うのであれば、記事型LPのプロである弊社にお任せください。
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