⑬キッチン風見鶏
「キッチン風見鶏」
人生で悩んだ時にこの小説に帰ってくれば背中を押してくれる。また頑張れる。
読む人に勇気を与えてくれるような小説です。
辛い時、何を信じればよいかわからなくなりますよね
自分の選択は間違っていたのか。なぜ自分はうまくいかないんだ。
思わず塞ぎ込んでしまうこともあると思います。
そんな時はこの小説を読んで元気を出してください!
【お気に入り】
P83. ぼくの人生は、ぼくが創る
P105. 人生に『正解』なんてないんだよ。自分で選んだ道を自分の努力で『正解』にするだけ
P191. それでもやっぱり、俺は俺の心に嘘をつかずに人生を創っていきたいんだよね
この3つのセリフは特に私が感動したシーンです
自分で選んだ道を信じて自分の人生を創っていく。
自分が創り出した人生、それこそが正解だと気づかされました。
他にもたくさんの名シーンがあります!
あらすじを紹介していきます!
【登場人物】
坂田翔平
漫画家を目指しながらキッチン風見鶏で働く青年
彼には見えてはいけない物「幽霊」が見える
幽霊が見えるために友達だけでなく家族からも冷たい目で見られる日々を過ごしていました
鳥居絵里
キッチン風見鶏の三代目オーナー
人の考えや性格を読み取る「プロファイリング」が得意な彼女は特技を駆使してお客さんに喜んでもらうために日々腕を振るっています
鳥居祐子
絵里の母親で以前はお店にも出ていたが、現在は体調を崩したために引退
趣味の畑仕事など充実した毎日を過ごしている
手島洋一
キッチン風見鶏の常連客、息子の歩を溺愛するシングルファザー
母親と歩の三人暮らし
宮久保寿々
当たると評判のビスケット占いで生計を立てている。食べ歩きが趣味でキッチン風見鶏にも立ち寄る
【あらすじ】
この小説は各章が料理の名前になっています。
一つの料理に対して各登場人物の物語が描かれていきどこかで一つに繋がります。
物語の主人公「坂田翔平」の持つ悩みは幽霊が見えること。幽霊が見えるために孤独を強いられてきた翔平。彼が目指したのはプロの漫画家でした。
会心の出来の一作ができバイト先の店主絵里にも見せるほど。しかし、結果は落選。
落ち込んだ翔平を気遣う絵里。そんな絵里にも抱える悩みがありました。
人が十人いれば悩みもいろいろ、自身の将来、家族の健康、恋愛、子供への接し方
十人十色で悩みはありますよね。悩みを持つということはみんな共通して何かに苦しんでいるということ。
1人で抱えるには辛すぎるから、人に話したり助けを求める。時にはお酒の力も借りながら…。
それでも乗り越えた時、人は強くなれる!!
読むだけで勇気が湧いて、ポジティブになれます!